熊本県菊池市原
Road Map :九州自動車道を植木ICで下りて、R325を菊池温泉
に向かい県道45号線で菊池渓谷に至る。
Route Map:菊池渓谷に入り、右岸側から左岸側に周回する。
『日本の滝百選』 落差の大きな滝は無いが個性的な幅の広い滝が多くあった。
ウィキペディアから
菊池渓谷は熊本県の菊池川上流、水源にある渓谷で、阿蘇市と菊池市に属する。 避暑地、紅葉の名所として知られている。 一帯は阿蘇外輪山を取り囲むモミ、ツガ、ケヤキなど広葉樹の原生林に覆われている。
「渓谷美の極致」と言われた状態で残っており、阿蘇くじゅう国立公園の特別保護地区、菊池水源として名水100選に選定されている。
四十三万滝
菊池渓谷には落差の大きな滝は無く、幅の広い綺麗な滝が多かった。
”四十三万滝”が日本の滝百選に選ばれているが、他の滝に比べて突出してい
る訳では無いので、菊池渓谷全体を日本の滝百選とした方が良いと思った。
原尻の滝へ移動する
冬は昼間の時間が短く、今日の滝巡りを打切りとし、阿蘇山を半周する格好で
道の駅 ”原尻の滝”へ車を走らせ、道の駅で車中泊とする。 夜中は雲一つない満天の星空、日中も晴天になると思われたが・・・
〔086〕四十三万滝 (落差6m)
菊池渓谷の散策が時間的に本日最後の滝見となる。今日は7滝を回ったが日の長い夏場なら8滝が回れたと思う。
よんじゅさんまんたき
散策時間:1時間23分
駐車場から菊池渓谷までは200mの表示あり。 入場は無料の様で高校生以上は維持管理協力金100円を支払って欲しい旨の記載があった。
やたら広い無料の第一駐車場に車を停める。 観光バスが1台来ているのみで他に観光客は来ていない。 14時51分に歩き始める。
あちこちに立っていた観光マップ。 菊池渓谷入口に入る前に ”掛幕の滝”がある様だが、これは見逃した。
菊池渓谷では ”掛幕の滝”が一番落差(20m)が大きいのを後から知る。
菊池渓谷入口にも小さな駐車場があるが、入口のゲートで一般車は中に
は入れない。 売店の様な建屋があるがこの季節は営業はしていない様だ。
左側には菊池川が流れており、それが菊池渓谷となっていた。
菊池渓谷の入場が無料なのは林野庁が絡んでいるからなのか。
菊池川を覗いて見ると ”甌穴”による穴が沢山開いていた。
流石に一大観光地の遊歩道、歩き易い様に良く整備されている。
売店を過ぎた所の吊橋を右岸に渡る。
大きな滝壺(渕)がある小さな滝が出て来たが無名滝の様だ。
水量もあるし綺麗な大きな滝壺があるのに無名滝は勿体ない気がする。
次に無名滝と同じ作りの滝が出て来たが、こちらは ”黎明の滝”の立派な
名前が付けられていた。 落差5m、幅20mの分岐瀑であるが、右側の滝は殆ど
水が流れていなかった。 今は渇水期なのか?
”黎明の滝”の左側本流を見る。水流に勢いがあった。
”紅葉ヶ瀬”と名付けられている滑滝状の沢に出た。 今日は曇り空で残念であるが、
晴天下では綺麗な沢を見せてくれると思う。 子供の水遊びには少し危険か。
左岸に渡る橋への分岐に着いたが次の橋まで右岸を歩くことにする。
更に右岸の遊歩道を進んで行く。
予定では ”四十三万滝”を見てから ”広河原”で
左岸に渡り引き返す。
遊歩道は全てに於いて歩き易く整備されていた。
”天狗滝”の滝壺は水が綺麗だった。
落差8mの分岐瀑である ”天狗滝”に着く。
手前に”竜ヶ渕”があるのだが、右岸からは見えていない。
歩くこと45分で、今日の目的滝 ”四十三万滝”に着いた。
へんてこりんな滝名の由来が書いてあります。
うっ!これが日本の滝百選なのか? 落差6m、幅35mの渓流瀑の ”四十三万滝”
この滝を見てがっかりしたが、不思議と見飽き無い滝だった。
渓流瀑であり分岐瀑なのでパノラマにしても巧く全体がカメラ収まらない。 なので左側と右側と分けて撮った。
”広河原”の下流側を見る。
名の如くだだ広い沢に出る。 これは上流側を見ている。
広河原から更に上流側に分岐瀑と言うか段瀑と言うか綺麗な幅広い無名滝があった。
橋から上流側にも綺麗な小さな滝が見えた。
広河原から先には面白い所が無さそうなので、三つ目のこの橋で
左岸に渡り、引き返すことにする。
左岸側の遊歩道は幅広く、中央の黄色い部分は木屑チップを
固めた様な少し柔らかい材料で滑り難く歩くのに気持ちが良かった。
左岸から再度広河原を見る。
上から見下ろすのは良いのだが、大体が樹木で邪魔されていた。
左岸の遊歩道は高い所を通っており菊池渓谷を見下ろす格好になる。
”天狗滝”は右岸から見ることが出来たが ”竜ヶ渕”に
落ちるカーテン状の滝は右岸からは見えなかった。
”竜ヶ渕”に落ちるレースのカーテン状の滝は ”天狗滝”からの分岐であるが、
別滝に見えた。 竜ヶ渕の水の色が美しくツタに絡まった地衣類が神秘的だった。
再度、別位置から”天狗滝”と”竜ヶ渕”を見る。
こちらの方が”四十三万滝”より品格が上ではないかと思ってしまった。
”黎明の滝”を左岸側から見る。 落差として5mしかないが、長さで見れば結構長い滝だ。
管理棟に入金ポストがあり、上記の文が書かれていた。良い物を見せて貰ったので入金する。
最初に橋を渡ったトイレのある所に戻ってくる。
これで菊池渓谷の主要部分を一周したことになる。
菊池渓谷にある狭い駐車場はクローズされており、
歩いて5分程の広い第一駐車場に車を停める。
菊池渓谷
'16年度の九州の滝巡り